NEDOの委託事業「経済安全保障重要技術育成プログラム/ハイブリッドクラウド利用基盤技術の開発」において、研究課題「半導体・電子機器等のハードウェアにおける不正機能排除のための検証基盤の確立」の実施先に採択

産総研は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業「経済安全保障重要技術育成プログラム/ハイブリッドクラウド利用基盤技術の開発」の実施先に採択されました。産総研が採択された研究開発項目は、「半導体・電子機器等のハードウェアにおける不正機能排除のための検証基盤の確立」です。産総研は代表機関として、株式会社SCU、リンテック株式会社、国立大学法人東京大学、国立大学法人神戸大学と共同して研究開発に取り組みます。

本事業の目的は、情報システムに用いられる半導体・電子機器などハードウェアの不正機能を排除できる検証技術を確立することです。半導体設計時の設計データに不要な機能や、仕様で定められていない部品が混入していないかなどの判定に必要な要素技術の特定と技術開発を行います。また、半導体の設計から組み込みまでの、半導体・電子機器のライフサイクル全体にわたるセキュリティ要求仕様の定義や策定、標準化を目指し、検証とパイロット実証を行います。関連する企業等と連携して開発技術の社会実装を目指します。事業期間(予定)は、2023年6月~2028年6月です。


関連するWebページ

「経済安全保障重要技術育成プログラム」でハイブリッドクラウド利用基盤技術の開発に着手
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101668.html

採択事業の概要
https://www.nedo.go.jp/content/100963089.pdf

リンテック株式会社 ニュースリリース
https://www.lintec.co.jp/topics/newsrelease/231019_a.html