令和4年度産業標準化事業表彰 経済産業大臣表彰を受賞

経済産業省により、産業標準化推進活動に優れた功績を有する方を表彰する「産業標準化事業表彰」が、毎年10月の「産業標準化推進月間」に実施されています。令和4年度の産業標準化事業表彰において、山田朝彦招聘研究員が「経済産業大臣表彰」を受賞しました。経済産業大臣表彰は、標準の策定や適合性評価活動(製品やサービスが標準に適合していることを評価する活動)等、産業標準化に顕著な功績があった方及び組織に対する表彰です。

左:長峯誠 経済産業大臣政務官 右:山田朝彦 招聘研究員
受賞理由

バイオメトリクスと情報セキュリティの境界領域を中心に、JTC 1のSC 27(情報セキュリティ)、SC 37(バイオメトリクス)、SC 41(インターネット・オブ・シングスとデジタルツイン)の国際標準化活動に17年貢献しました。16件のプロジェクトエディタを担当し、日本発の技術成果を、実用に適した形で国際標準化・発行しました。経済産業省事業成果を適用したISO/IEC 19989シリーズは、従来の規格では実施できなかったバイオメトリクス製品のISO/IEC 15408シリーズ準拠のセキュリティ評価認証(CC評価認証)を可能とし、それが契機になり、スマートフォン上のバイオメトリクス製品へのCC評価認証の適用が開始され、客観的な商品選択に寄与しています。また、SC 37国内委員会委員長として、委員会運営の改善及び国際会議招致に貢献しました。

令和4年度 産業標準化事業表彰受賞者インタビュー Vol.18(経済産業省のページへ)