川村信一副研究センター長が米国の学会IEEEのFellow(フェロー)に選定されました

Fellow 認定証

コスト効率が良く安全な暗号への貢献

概要

IEEE(アイ・トリプル・イー)は、米国に本部を置く電気・情報工学分野に関する世界最大規模の権威ある学術研究団体(学会)です。正式名称はInstitute of Electrical and Electronics Engineersで、409,000人を超える会員を擁し、その60%以上が米国以外の国の会員で構成され世界160か国以上に会員が分布しています。

IEEEの会員種別は、学生会員、普通会員、シニア会員、Fellowに分かれており、Fellowは最高位の会員資格です。1年に一度、推薦のあったシニア会員の中から厳正な審査を経てFellow昇格者が選定されますが、昇格が認められるのは毎年投票権のある会員の0.1%以内というごく限られた人数のみです。

川村副研究センター長は、セキュリティの重要な要素技術である暗号方式について研究し、DVDのコンテンツ保護、ICカードによるセキュアな決済、量子暗号装置の開発に貢献すると共に、並列処理に適した暗号処理方式の考案が認められ、Fellowの称号を授与されました。Fellow証には、その功績が次のように記されています:
コスト効率が良く安全な暗号への貢献(Contribution to cost-effective and secure cryptography)

関連する外部リンク

https://ieee-jp.org/kaiin/f_seido.html
https://www.ieee.org/membership/fellows
https://www.ieee.org/content/dam/ieee-org/ieee/web/org/about/fellows/2023-newly-elevated-fellows.pdf